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2004年04月16日

遺伝子の川

リチャード・ドーキンス「遺伝子の川」 を読む。

「利己的な遺伝子」 の論をさらに進めている。
面白かったところを章別に拾い出しました

デジタル・リバー
DNAは、4の塩基、アデニン(A)、グアニン(G)、チミン(T)、シトシン(C) で構成されている。
これらは、アナログ情報というよりも、デジタル情報である。
そのため、遺伝子は劣化することなく何世代も引き継がれる。

全アフリカとその子孫
ミトコンドリアは母から子へ母系でのみ遺伝する。
遺伝子を遡ると、理論的には人類の最初の母親に突き当たる。
その母親は ミトコンドリア・イブ と呼ばれる。
この話は、瀬名秀明の「パラサイト・イヴ」 で有名になりましたね。
ミトコンドリア・イブは20万年前のアフリカ人といわれています。

ひそかに改良せよ
コンピュータ・シミュレーションによれば、
単純な平らなレンズからスタートして、
複雑な 屈折率勾配付きレンズ に進化するまで、
40万世代しかかからないそうです。
三葉虫などがいた カンブリア紀 で5億年前ですから、
その後の進化が劇的なものなのだったのも、うなづけます。

神の効用関数
遺伝子には、善・悪の感情はなく、己の子孫を残すために、進化している。
ハンテンィトン舞踏病 のような遺伝子に由来する致命的な病気は、大人になってから発病する。
子供のときに発病すると、遺伝子は子孫を残せないためである。

神は、慈愛に満ちているのではなく、無情で無分別である。
このあたりは、欧米では非難の的になるところですね。

自己複製爆弾
この章は一転してSF的です。
太陽の誕生から、地球上での生命の誕生、さらには文明の進化により、電波のよる宇宙空間への情報の伝播までを、遺伝子の働きとして論じています。

自己複製の例として「ユダの手紙」を取り上げています。
日本では 「幸福の手紙」 と呼ばれるものです。


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投稿者 ken : 2004年04月16日 23:46

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