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2004年06月26日

映画 トロイ


映画 「トロイ」 を観る。
あらすじは、叙事詩「イーリアス」をほぼ忠実に再現している。
といっても、「イーリアス」を読んだことはないが(^^;
トロイア戦争は10年続いたとされているが、映画では1週間程度に短縮されているなど、意図的な変更はあるようです。

映画の感想は、アキレス役の ブラッド・ピッド が「格好いい」の一言につきる。
ブラピはこの役作りのため、しっかり身体を作ったようです。
アキレスを、勇敢だが傲慢で単純な死生観を持つ存在として演じています。
一騎討ちのシーンは、日本映画の殺陣を見てるような様式美がありました。
戦士役ながら、肉体派のマッチョマンでなく、ブラピを配役したあたりに、映画作りのうまさが感じられます。

ブラピ以外の脇役陣もしっかりしています。
プリアモス王役の ピーター・オトゥール の、息子ヘクトルを失った父親の悲しみなど、渋い演技が光ります。
王子パリス役の オーランド・ブルーム の、決闘の最中に逃げ出すなどの、格好悪い演技もなかなかいいです。
美女ヘレン役の ダイアン・クルーガー は、目が印象的な美人ですね。

数100隻の船とか、数万人の軍勢の衝突など、ハリウッド大作ならではの豪華なシーンも楽しめます。
有名な「トロイの木馬」や「アキレスの踵」が、余計な説明がされずに、ストリーに違和感なく描かれているのも、好感が持てます。

2時間40分と長い作品ですが、最後までテンションが高いまま観れました。


映画「トロイ」を256倍楽しむための薀蓄

叙事詩 「イーリアス」 は、古代ギリシャの詩人ホメロスが書いたトロイア戦争と英雄アキレウスの物語です。

トロイア戦争の起こりは、「もっともうつくしい女神へ」としるした黄金のリンゴだとされている。
このリンゴをめぐってヘラ、アテナ、アフロディテの3女神の間に争いがおこった。
トロイアの王子パリスは、主神ゼウスから審判をゆだねられた。
審判に際して女神たちはおのおの事前工作をしていた。
黄金のリンゴとひきかえに、ヘラは領土と富を、アテナは戦の勝利を、アフロディテは人間のうちで最高の美女スパルタ王の妃ヘレネを約束していた。
王子パリスは、女神アフロディテにこのリンゴをあたえ、王妃ヘレネをトロイアへつれさった。
この伝説は 「パリスの審判」 として、多くの画家の作品となっている。

スパルタ王メネラオスは激怒し、ミュケナイ王アガメムノンを総大将とするギリシャ連合軍が組織された。
アキレウス、オデュッセウスなど多くのギリシャの英雄たちが、トロイア遠征軍に参加した。
トロイアがヘレネの返還を拒否したため、1000隻の大船団でトロイアへむけてせめよせた。
トロイア包囲戦は10年にもわたった。
英雄アキレウスは、戦闘でえた王女ブリーセーイスを総大将アガメムノンに強奪されたため、嫌気がさして戦いを放棄してしまう。
アキレウスの撤退を知ったトロイア人らは、好機とばかりに猛然と反撃を開始、ギリシャ軍は敗北寸前までおいこまれていく。
このとき親友で従者だったパトロクロスが、劣勢をみかねてアキレウスに武具をかりて出陣していくが、トロイアの王子で総大将のヘクトルに返り討ちにあう。
知らせをきいたアキレウスは、悲しみと激怒の末、戦列に復帰、ヘクトルを殺し、その死体を凱旋する戦車でひきまわして辱めをあたえた。
その後、アキレウスはアマゾン族の女王ペンテシレイアやエチオピア王メムノンらをうちやぶり、ギリシャ軍をトロイアの防壁までみちびいた。

アキレウスは、海の女神テティスを母に持つ。
母は生まれたばかりの息子アキレウスを冥府のステュクス川につけて不死身にした。
しかし、つかんでいた踵だけは生身のままとなった。
エチオピア王メムノンを殺した直後、トロイアの王子パリスのはなった矢を踵にうけて致命傷をおい、落命した。
この伝説は、「アキレウスの踵(アキレス腱)」 として、現在に伝わっている。

その後、ギリシャ軍は撤退するとみせかけ、巨大な木馬をつくってその中に精鋭部隊が隠れた。
トロイア軍が木馬を城内にひきいれたところで、兵たちが外へでて町に火をつけ攻撃した。
この伝説は、「トロイの木馬」 として、現在に伝わっている。

トロイアは、長い間伝説上の都市とされていた。
1870年に、シュリーマンが発掘して、その存在が確認された。
トルコのアナトリア半島北西端にあり、エーゲ海から約6.5km内陸にあたる。

投稿者 ken : 2004年06月26日 23:33

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